My Son

81: 2006/07/07 23:09:51 ncKIkbw70 [sage]
昔、ビックルのビンに精子溜めてたな。
室温40度近い日が続いた・・・

なんか蛆虫みたいなのがウヨウヨ沸いた記憶がある。



87: 2006/07/07 23:16:12 FROB8WKrO [sage]
>>81
蓋してた?

88: 2006/07/07 23:16:33 ncKIkbw70 [sage]
>>87
してたよ

90: 2006/07/07 23:18:53 TE61QsuL0 [sage]
>>88
間違いない。あなたの子です

実の母には興味ないよな・・・・?

527 :補欠:2009/01/21(水) 03:05:38 ID:ui8yzpF90
 書き込み初めてだしきもくて人の迷惑だろうが淡々と吐き出していく。 
  
 2年位前、パイズリの後口に出して飲んでもらった。おぼろげな記憶では 
「うれしいよ」 
「立派なもんだよ」 
 とかいう2つの言葉だけ思い出せる。当時俺24、母58。実母。 



 更に数年前、進学で初の一人暮らしに。実家で荷造りしてる間、母はしょちゅう 
「Yちゃんいないと、明日からご飯作る甲斐がないよ」って泣いてた。性格のきつい 
父と姉とは不仲だったから、他に選択肢が無くて昔から俺に執着気味だった。それに 
関しては俺も同情してたので、努めて邪険にはしなかった。 

 うんざりするほど泣かれつつ、ともあれ県外の大学寮で新生活が始まった。 




528 :補欠:2009/01/21(水) 03:26:07 ID:ui8yzpF90
その2 

 入った後で聞いた話では、その寮は毎年、住人の約4割が留年するらしい。 
学生自治寮で規律も何も無いから、簡単に堕落出来るのが理由とか。当初は 
6割の方だと疑わなかった自分も、1年足らずであっけなく堕ちた。 

 実家に嘘をつき続けるうち、己のクズさ加減に愛想が尽き、死ぬことにした。 
 体力落とすため絶食し7キロ減、その上で薬局ハシゴして大量の安定剤と 
日本酒、家族に心底詫びる遺書を書き部屋を片付け布団に入りはいさようなら。 
  
 30時間後の寝覚めは言語を絶した。 

 紆余曲折を経て、状況転換のため、学部内の他コースへの編入試験を受ける 
ことに。で、落ちた。お先真っ暗。2度目を考えつつ、とにかく来いと呼ばれた 
ので取り敢えず帰郷。 

 母は優しかった。 



529 :名無しさん@ピンキー:2009/01/21(水) 03:27:35 ID:???0
一度はいい経験だぞ~ 


530 :補欠:2009/01/21(水) 03:56:42 ID:ui8yzpF90
その3 

 実家生活がしばらく経った。母は毎日ご飯を作る。いつも傍にいようとする。 
目を離すのが怖いと言う。もしどうしてもまた死にたかったら、一緒にいくから、 
と涙でぐすぐす鼻を鳴らしながら言う。近所にタバコ買いに行くにも付いて来る。 

 自業自得なので邪険にせず毎日酒で憂さ晴らし。体重はすぐ戻った。 
 空腹時、処方された青い睡眠剤を酒で飲むと、数時間ふらふら楽しくなることに 
そのうち気付いた。目的意識で真面目に通院。医者は無口な年寄り、いつも1分で 
処方箋、はいまた再来週。ばいばい。  

 その日、深夜近く、例によって俺はリビングで楽しんでいたが、母は隣の座椅子で 
うとうとしていた。いつもは俺がふらふらにこにこ楽しいのを見るのが嬉しいのだと 
言う。当初は心配していたが、楽しそうな俺に、 
「Yちゃん楽しそうで幸せ」とか言って、1錠だけなら、と納得するようになっていた。 

 その日母は疲れていたらしい。 


531 :補欠:2009/01/21(水) 04:19:36 ID:ui8yzpF90
その4 

 母はうとうとしていた。ふらふらしてた俺は何の気なしに立ち上がり、すぐ近い 
座椅子で眠る母の後ろに立って、背後から両手を回しておっぱいに触った。 
 あの時の自分の心境がどうにも分からない。とにかく、十何年ぶりで母のおっぱいを 
カーディガン越しに両手で軽く撫でていた。よく分からない。上から下に、下から上に、 
左右、いろんな方向から撫でて、その後下から少し力を入れて持ち上げた。離すとぶに、 
と落ちた。少々太めなので、比率はともかく胸囲はある程度なのだなと、ぶにぶにしながら 
思っていたら目を覚ました。 

 まだぼんやりとしている。ぶにぶにを止めて、軽く撫でるのに戻した。 


532 :補欠:2009/01/21(水) 04:51:11 ID:ui8yzpF90
その5 いい経験て何がだろう。 

「・・・、・・・?」 
 母は振り向いてぼんやりからびっくりになって、俺を見て優しく笑って、また前に顔を 
戻した。覗き込むとうっすら笑いながら目を閉じていた。不思議な気分になって、おっぱいを 
いじる手に力を込めた。ぐにぐに揉む。指先をめり込ませて乳首を探す。じれったくなって 
首元から右手を入れて直接交互に揉んだ。 
「冷たい」って小さな声で言われたから、両手とも無理に首から入れてあったかいおっぱいに 
触った。 
「ごめん、ちょっと苦しいから」 
「じゃ、脱いで」 
「うん」 
 俺が両腕を首元から抜くと、母はもぞもぞ動いてブラ以外脱いで「いいよ」と 
言ってまた目を閉じた。俺がブラの内側に手を入れると軽く驚かれた。 
「え、直接の方がいいの?」 
「さっきもそうでしょ」 
「ブラあるほうが大きいよ」(形が崩れず揉んで気持ち良いだろうと言いたいのか) 
「いいから脱いで」 
「ええとね、」  
 躊躇っているので掴んで外した。 
  


533 :補欠:2009/01/21(水) 05:37:50 ID:ui8yzpF90
その6 

 その後はすぐ終わった。 
「お父さん来るといけないから」というのでリビングから母の部屋に移り、電気を 
豆電球にしてから、上半身裸で黙って布団に横たわった母のおっぱいをまた掴んで 
少し痛そうな顔をするくらいがしがし揉みながら、わりと大きい乳輪と乳首を一緒に 
口に含んだまま舌先で舐めて、ちゃんとだんだん硬くなってくるのが楽しかった。 
 10分位して、よだれまみれにしたおっぱいに挟んだりこすりつけたりして 
勃てた後で、 
「口でしてくれる?」 
「えっ?いいよ、」 
 口に銜えるという概念が無かったらしく、驚きながらしてくれた。 
 当然上手ではなく、ちゅぽ、ちゅぽ、と音を立てて小刻みに頭を 
上下するだけ、よく歯も当った。それでも、 
「首が・・・」とたまに休みつつ続けてくれて、結局、15分位で 
何も言わず口の中に出した。その後が思い出せない。 
  
 翌朝目が覚めるとちゃんと自分の部屋の布団で、頭をひねって何とか思い出したのが 
冒頭の二言。部屋を出で、リビングでミシンで縫い物をしていた母におはようを言うと、 
手を止め俺を見た。言葉で表せない、一生で見たことのない、今でも信じられないくらい 
ねっとりした目だった。それでいて、すごく優しかった、本当に普通じゃない目だった。 
 冗談でなく頭をぶん殴られたような気分だった。そのくらいの目だった。 
「おはよう。よかったね」 
 と母は言って、また縫い物に戻った。どういう意味か今でもよくわからない。 


534 :補欠:2009/01/21(水) 05:46:01 ID:ui8yzpF90
その7 話終り。  

 来月半ば頃帰省して母を抱こうと思う。何だか分からないけどそうするのが 
当然と言うかそうしなければならない気がする。またあの目が見たい気がする。 

 吐き出して気分が良くなった。お邪魔しました。 

サークルの大学生と 参




十月になった。
後期が始まっているが授業は殆どなく、
構内で知り合いに会う機会は減っていた。
俺は、相変わらず卒論に取り組んでいて、
土日も、大学図書館に足を運んだ。



その日も、日曜日で、
いつものように
午前中から図書館で調べ物やコピーを取ったりしていた。
午後には用事も片付いて、
大学最寄り駅の近くにあるマクドナルドで遅めの昼食を摂る事にした。
二時を過ぎているせいか、店内は空いていた。
窓際の席を選んで座る。
ガラスの向こうに行き交う人を眺めながら、
ハンバーガーを噛り始めた。
夏の暑さはすっかり遠退いて、道行く人達は長袖が多い。
テイクアウトにして公園とかで食べてもいいな、なんて考えていた。
ぼんやりとしながらも半分は卒論の事が頭にあった。
いつの間にかハンバーガーが片付いていて、
残ったコーヒーを飲んでから席を立とうとしていた時、
不意に肩を叩かれて振り向いた。
「やっぱり俺くんだぁー」
そう言って、俺の前の席にアヤが座った。
俺は四人掛けの席に座って隣に鞄を置いていたんだけど、
彼女もそれを真似して鞄を置いた。
シャツにジーンズという今まで見た中では比較的ラフな格好。
彼女は向かい合うと、驚いている俺に構わず、一方的に話し出した。
この近くまで買い物に出て、ちょうど食事が終わった所。
洋服を買いに行ったけど、いい物が見付からなかった。
一緒に行った友達とは食事が終わると別れた。
帰る前に、この近くにある洋服屋に一人で行ってみようと思っている。
その店に向かう途中で、
そこの道を通ったら、外から俺くんの姿が見えた。
――などと一気に語ってしまうと、
「で、俺くんは何してんの?」と訊いてきた。
俺は現状を簡単に説明する。
「じゃあ、この後、予定は?」
特別な予定はない、と答えると、飯でも行くか、と言い出した。
(今、まさに食事中なのに?)
俺は、そう訊き返すと、アヤの行きたい店に寄って、
駅まで戻って、電車で、いつも飲んでいる駅まで戻れば、
夕食にもいい時間だろう、という事だ。
彼女の昼食は軽いものだったし、
俺が今、食べたものも量が多くないから、
少し時間が経てば、お腹が空いてくるんじゃないか、と言う。
正直な所、何となく気が進まないのもあったが、
断る尤もらしい理由も思い付かない。
何か口実を考えている内に、彼女は俺の腕を取って席を立たせる。
「じゃあ、決まりね」
そう言うと、さっさとトレイやゴミを片付けてしまった。
俺は、自分の鞄と彼女の鞄を持って、後を追う。
「ありがと」
彼女に鞄を渡すと礼を言って、目的の店まで俺を案内した。
その店は、マクドナルドから
歩いて二、三分の場所にある小さな個人経営らしい店だった。
彼女は、ほんの五分くらいで見切りをつけてしまい、店を出た。
それから、駅まで戻る道すがら何軒かの店に入った。
それは、洋服屋や雑貨屋で、どれも十分ほどで見終わってしまった。
最後に、駅から一番近い洋服屋を空手で出てくると、
「今日は駄目ね」と言って不満そうな顔を見せた。
気に入った物がなかったらしい。
俺は慰めの言葉を掛けた。
そんな日もあるよ、みたいな感じで。
すると、彼女は俺を見上げる。
「まぁ、俺くんが、そう言うなら許してやるか」

それから、俺達は電車に乗って、
アヤの家の最寄り駅である二つ隣の駅まで行った。
食事をしたり、酒を飲むという事になれば、
普段、飲み会が行われている駅が便利なのだが、
そこは行き慣れているので勝手がわかっている半面、
飽きてしまってもいた。
すると、アヤが、いい店を紹介すると言い出したので、
俺は、それに従う事にした。
それがアヤの家の最寄り駅近くにある店だった。
改札を抜けると、先導するように彼女が歩いて行く。
何度か送って来た時に、
この駅で降りた事はあったが、彼女の家までの往復だったので、
現在、歩いている辺りは殆ど様子がわからない。
彼女の背中を追って行くと、
何度か角を曲がった細い通り沿いの店の前で止まった。
木の大きな看板が立てられていて、
そこに毛筆で店名が書いてある。
あちこち寄っていたので、もう五時を過ぎていた。
営業時間を見ると、ちょうど、開店したばかりのようだ。
「いい感じの店だね」
「でしょ?」
俺達は揃って店内に入った。

メニューを見ると、和食を中心にした居酒屋という感じ。
鍋物もあったし、酒の種類も豊富だった。
ビールと幾つかのつまみを頼む。
早い夕食だったが、
歩き回った上に時間が経過したのもあってか、御互い勢いよく食べた。
四人掛けのテーブルを埋め尽くした皿が次々と片付いていく。
俺達は、向かい合って箸を伸ばし合った。
食事中は、彼女の買い物話と大学の話をした。
時々、卒論や研究関係の話になって、
ここは、こうじゃないか、みたいな議論が交わされた。
それから、
彼女が俺の個人的な事を訊いてきたので、それに答えたりした。
出身地や家族構成や趣味などだ。
サークルの話は出なかった。
俺からもしなかった。
エリの話も出なかった。
そんな感じで時間が過ぎた。
彼女は自重しているのか、酒を二、三杯しか飲んでいない。
これは、普段の彼女からすると、想像を絶する少ない量だ。
途中、彼女が提案した飲み比べを、
俺が断ったのも原因かもしれない。
それに、あの男がいないから酔う理由もないのだろう、と思っていた。
もう大分食事も進んで、あと一品か二品で終わりだろうか、
と思っていた頃、彼女が俺に言った。
「ねぇ……携帯見せてよ」
俺は不審に思ったけど、ポケットから携帯を取り出した。

今まで、何度か思った事だが、彼女に頼まれると何となく逆らえない。
威圧的だ、というのではない。
何かあっても何となく許してしまえるような、そんな雰囲気がある。
例え、トラブルに巻き込まれたとしても、
あの猫目で「ごめんね」と上目遣いに言われると
仕方ないな、って思ってしまうのだ。
だから、だろう。
何度か彼女の家まで送らされる羽目になっても、
次に会った時に謝られれば水に流してしまっていた。
愛情とも違うし、憎めない奴、という言葉でも片付かない。
きっと、エリの方でも、似たような気持ちを持っているのではないか。
それは、俺の勝手な想像だったが。
しかし、そうでなければ、エリが、
あれだけアヤの世話をするのが説明出来ないような気がした。
それとも、俺の知らない事情があるのだろうか。

俺が携帯を見せるようにすると、
彼女は素早く対面から手を伸ばして、それを取り上げた。
「おいっ」
そう言って取り返そうとすると、
俺の届かない所で携帯を触り出した。
「何する気?」
別に見られて困る訳ではなかったけど、気分のいいものではない。
すると、彼女は含み笑いをして言った。
「私のアドレス入れてあげるよ」
「えっ……」
「何?……何か文句あるの?」
少し睨まれる。
僅かに頬が赤い。
「いや、そうじゃないけど……」
(だったら最初から、そう言えばいいのに……)
心の中で呟いたが、彼女の好きにさせた。
それから、
彼女は俺の携帯のボタンを何度かいじったりしていたけど、
急に変な声を上げて俺の方を見た。
「何これ?」
「何?なんか変?」
俺は携帯を覗き込むように身を乗り出す。
「あんた、友達いないの?」
憐れむような眼差しを向けてくる。
俺は意味がわからず首を傾げた。
すると、彼女は携帯の画面を俺の方に見せて、言った。
「だって、これしか登録ないじゃん」
画面には俺の電話帳が映し出されている。
彼女が言うのは、その登録数が少ないと指摘しているのだ。
「えっとぉ……実家?とバイト?と……あと男?
……これ全部合わせても十件くらいしかないじゃん」
そう言って、頻りに携帯を操作している。
「えっ?……シークレットにしてるとかじゃないよね?」
俺は首を振った。
何度かボタンをいじっていた彼女も、漸く顔を上げた。
「俺くんって、本当に現代人?」
彼女の瞳が愉快そうに光った。

俺は、その理由を簡単に説明した。
少し前に携帯を失くして、バックアップもなかった事。
それ以降、新しく知り合った人が少なく登録する機会もなかった事。
自分の行動範囲が大学、バイトと狭い事。
それらの理由で、
あまり携帯を使わなくても不便を感じない事などを話していった。
そう言えば、
最近になって、サークルの主催者の男とアドレスを交換したくらいで、
それ以前となると、ちょっと思い出せない。
俺の話が終わると、彼女は呆れたように笑い出した。
「そうなんだぁ……
いやぁ、私さ、こんな登録が少ない人、初めて見たから、
ちょっと驚いちゃって…………ごめんね」
両手を合わせて軽く頭を下げる。
それから、口の中で何度も「そっかぁ」と呟いた。
そして、何度か頷いた後、
「じゃあ、この携帯は、私が女子一号だね」と言った。
彼女の顔は、
徒競走で一位になった時のような、ある種の誇らしげな影があった。
きっと、そんな下らない事でも『第一号』という響きに、
何かしら彼女だけがわかる優越感があったのだろう。
「そうだね」
「俺くん、これからは遠慮なくメールでも電話でもしてきたまえ」
「はいはい」
「……はい。これ私のアドレス入れておいたから、後でメールしてよね」
「うん」
「それから、パソコンもあるでしょ?」
「持ってるよ」
「そっちのアドレスも送っておいてね」
「何で?」
「そっちの方がいい場合もあるでしょ?私も後で送るからさ」
「わかった」
俺は、そう約束をして携帯を受け取った。

店を出ると、すっかり暗くなっていた。
夏は、もう遠い昔だ。
念の為、彼女を家まで送って行った。
何度も通っただけあって慣れたものだ。
きっと、案内なしでも彼女の家まで楽に辿り着けるだろう。
少なくとも彼女の家から駅までは絶対に迷わない自信があった。
「ここで、いいよ」
アパートが見えてくると彼女は、そう言った。
俺は、それに従って踵を返す。
御互い「さよなら」と言い合って別れた。
駅への道は人通りが多い。
今まで、この道を通った時は、もっと遅い時間だったから、
こんなに早い時間に、この道を歩いているのが不思議な気がしてくる。
そんな事を考えていたら、いつの間にか駅に着いた。
見上げると、漆黒の高い空がある。
ホームに下りると、すぐに電車が来て、俺は、それに飛び乗った。




アヤからアドレスを渡された次の日に、早速メールを送信した。
件名には、自分の名前を。
内容は携帯のアドレス、電話番号、パソコンのアドレスを書いた。
他には何もない。
至ってシンプルな内容だった。
携帯のアドレスは表示されるだろうから必要なかったが
念の為、付けておいた。
彼女の返信は、その日の内に来た。
件名、内容とも俺のメールと大差ないものだった。
ただ、「いつでも連絡したまえ」という言葉と顔文字があった。
ほんの少しだけ自分の世界が広がったような気になったが、
交換したアドレスは、殆ど活用されなかった。
と、言うのも、俺は相変わらず卒論に取り組んでいたし、
彼女の方も似たような状況みたいだった。
パソコンの方のアドレスは主に学校関係の連絡などに使っていたから、
時々チェックをしていたけど、彼女からのメールは届いていなかった。

そうしている内に、十一月が終わって師走になった。
ここ一ヶ月、サークルの飲み会にも顔を出していなかったので、
気分転換の意味もあって参加する事にした。
参加者は十五人程度。
色々忙しいせいか、人は少なく見えた。
アヤはいない代わりに、エリがいた。
遅れてくるのか、と思っていたが、彼女は最後まで来なかった。
途中で俺は、アヤが来ないのかとエリに訊ねた。
「なーにー?俺くん、気になるの?」
そう言って、にやけながら、今日は来ないよ、と教えてくれた。
どうやら後期に取った授業のレポートが終わらないみたいだ。
卒業に関わってくるから終わらせない訳にはいかない。
その日は、エリと二人で話し合った。
彼女の卒論は順調で完成間近な事や単位も問題ない事を聞いた。
どちらかと言うと、アヤの方が心配で、
幾つか落としそうな授業もあるらしかった。
「でも、大丈夫だと思うよ」
あまり危機感がない調子だったから、おそらく平気なのだろう。
余裕のあるエリからするとアヤの状態が不安に見えるに違いない。
飲み会に参加した他の人達の話も聞こえた。
一番の話題は
来年度、誰が、このサークルの中心になっていくのか、という事だった。
何人か候補の人間がいるが、
彼等が引き受けなければ、このサークルは終わってしまうだろうし、
仮に引き受けてくれても、
人が集まらなければ続けていくのは難しいだろう。
俺は、皆が集まる目的がない事が、
このサークルの価値だと思っていた。
成人した人間が毎週のように意味もなく集まってきて、
あれこれと好き勝手に語り合う事に意味があると思っていた。
しかし、反対に、
集まる意義もないのに人が集ったって時間の無駄だ、
と言う人間もいるとも思っていた。
だから、このサークルが受け継がれない可能性もあるだろう。
それは仕方ない事だ。
他にも卒業や卒業後の進路に関する話題が出た。
「何となく寂しいね」
エリは交わされる話が、そういう内容ばかりなのを嘆いた。
俺も、それに頷いて同意する。
向かいの彼女を見る。
彼女の髪は会った頃よりは随分伸びていて、
今は、もう肩に届きそうになっていた。
そのせいで、妙な女らしさを漂わせている。
どちらかと言うと、彼女は、あまり酒を飲む方ではない。
酔って騒いで、というのを嫌っている風でもあった。
だから、こうして二人で飲んでいると、静かな席になる。
アヤがいないせいで、余計に落ち着いた雰囲気になった。
場も終わりかけになると、俺達は席を立った。
アヤと、噂の彼が気になったけど、
最後まで、どちらも姿を見せなかった。
別れ際、「今度は三人で、どっか行こうよ」とエリが言った。
俺は、それに頷いて彼女の乗る電車を見送った。

エリとの約束は、別の形で果たされる事になった。
師走も半ばを過ぎて、あと二週間で今年も終わるという頃、
俺達三人で食事をする計画が持ち上がった。
三人だけの忘年会という位置付けらしい。
アヤが発案し、それにエリが賛成して俺に話が回ってきた。
俺は、それに賛成だけして計画の殆どを彼女達に任せていた。
日時は一週間後の日曜に決まった。
約束の日が近付くにつれて、
会場になる店を予約した事や待ち合わせの時間などが、
アヤからメールで送られてきた。
直前に一度、
アヤから電話がかかってきて最終的な打ち合わせをした。

当日は、冬らしい日で、気温が低く空には厚い雲がかかっている。
午後になっても薄暗いままで、日差しは地上まで届いてこなかった。
予約をした店は、
アヤの家の最寄り駅から近い場所にあったので、
彼女の家が集合場所だった。
俺は、一番遠いエリと途中で合流して、アヤの家に向かい、
それから店に行くという段取りになっていた。
約束した時間の電車でエリと合流すると、アヤの家に向かう。
もう少しで降りる駅に到着するという頃、エリの携帯が鳴った。
彼女は駅に到着するまで待って、電車を降りてから掛け直す。
俺はホームの離れた所で電話が終わるのを待っていた。
彼女は通話が終わると、俺に寄って来て、
済まなそうに電話の内容を説明する。
エリの卒業後の進路は、大学院に決まっていた。
試験の結果も出て、幾つかの手続きも終えて、
あとは、自分の研究を続けていけばいい、という状態だったようだ。
その担当教官からの電話で、
研究関係の打ち合わせをしたい、という事らしい。
どうしても年内に決めておきたい事があったのが、
教官の都合で年内は今日しか余裕がなくなってしまったらしい。
最近では日曜日でも大学に行く事が多い彼女なので、
急だが出て来られないか、という話だった。
相談の結果、
エリの用事が済むまで、俺はアヤの家で待っている事にした。
一度帰るのも面倒だし、外で待っているような気温ではなかった。
アヤに、その事を連絡して俺達は別れる。
彼女は、もう一度電車に乗って、
俺は改札を出てアヤの家に向かった。

アヤの家に着くと、彼女は俺を招き入れる。
玄関までなら何度か入っていたが、こうして上がり込むのは初めてだ。
造りは1DKで、キッチンが広めなのが特徴的だった。
「適当に座って」
部屋に通されると空いているスペースを指して、アヤが言った。
小さなガラステーブルの前に座る。
彼女が淹れてくれた御茶を飲みながら、
駅でのエリとの遣り取りを、もう一度繰り返してアヤに聞かせた。
エリが電話で話してあったはずだが、他に適当な話題も思い付かない。
間を繋げるようにしながら、出された御茶を飲んだ。
「まぁ……とにかくエリからの連絡待ちだね」
アヤはベッドの端に座って、床に座る俺を見下ろしている。
それから、取りとめもない話をした。
中身があるようで、ないような、軽い話題。
彼女は、雑誌に載っていた洋服の話や見たい映画の話、
年末年始の予定や大学受験を控えている実家の妹の話なんかをした。
俺は、それを聞きながら、ふと前回の飲み会で
アヤの単位が厳しいみたいな話をエリから聞いていたのを思い出したので、
その辺がどうなっているのか尋ねた。
「うん、大丈夫……」
「あ、よかったね」
「……と、思う」
(思う、かよ!)
俺は心の中で突っ込んだ。
「あー、でもホントに大丈夫だと思うよ、うん」
彼女は何度か頭を掻いて、「心配かけてごめん」と言った。
そうやって一時間くらい話をしていて、
エリからの連絡を待ち侘びていた頃、アヤの携帯が鳴った。
正直、話題も尽きかけていた頃だったから、
携帯が鳴って「エリだ」とアヤが言った時には助かった思いがした。
彼女は通話を始めると何度か頷いた後に一瞬驚いて、
それから「ちょっと訊いてみる」と言って、俺の方を向いた。
「なんか……まだ、結構かかりそうなんだって……」
「あ、そうなんだ……どれくらい?」
「ちょっと、はっきり、わからないくらいなんだけど……」
「うん」
「で……なんか雪も降ってきてるらしいし」
「えっ?」
俺は、反射的に窓の方を向いた。
彼女は立ち上がって窓に近付きカーテンを開いた。
俺も傍に寄って二人で空を見上げると、
確かに白いものがちらちらと降ってきているのが見える。
「ホントだ……」
無意識に呟いた。
「だから、申し訳ないけど延期に出来ないか?って言ってるんだけど」
相談の結果、エリの提案を受け入れて、今日の予定は止める事にした。
予約した店にはアヤの方から連絡を入れておく、という事で電話を切った。
「せっかく決めたのにね」
残念そうに溜息をつく彼女。
「まぁ仕方ないよ」
俺は慰めるように言うと、頭の中で今後の予定を検討し直した。
今日は夕食を外で済ますつもりだったから、自宅には何も用意してない。
帰りに何かを買っていくか、どこかで食べていくか、
どうしようか迷っていたら、「何か取ろうか?」と彼女が訊いてきた。
雪が降っているから、すぐ帰るよりは様子を見た方がいいし、
自分も、これから夕食のつもりだったからお腹は空いているし、
何も買い置きがないし、それだったら天候を窺いながら、
何か頼んで一緒に食べていかないか?という事だった。
「雪はどうなのかなぁ?」
その意見には賛成だったが、これから更に雪が降り続くようだったら、
すぐに帰った方がいいんじゃないだろうか。
「ちょっと待ってて」
彼女は、テーブルにあったパソコンを起動させた。
暫く待っていると静かなファンの音がしてデスクトップが現われる。
壁紙は子猫の画像だった。
灰色で縞模様の猫達が可愛らしく転がっている。
ネットに繋ぐと、
天気予報のページを開いて、気象情報を確かめ始めた。
「うーん、『所によって雨または雪』ってなってるから、
暫く待っていれば止むんじゃないかな?」
「そう?」
「うん、どっちにしても明日には晴れるみたいだし、
これを見る限りは一時的っぽいけどね」
結局、天気予報と彼女を信じて、
暫く、ここで待機させてもらう事になった。
「何にしようか?」
彼女は、どこかからパンフレットみたいな物を出してきて俺に見せた。
それはピザ屋の広告で、俺達は二、三人前のピザを一つ頼んだ。
飲み物は彼女が用意して、ピザが届くのを待った。

ピザは三十分で来なかったが、天候の割りには早く届いたと思う。
配達の男は現金を受け取ると、寒そうに出て行った。
それから、
彼女が淹れてくれた紅茶を飲みながら一切れずつ食べ始めた。
少し食べてから、カップに手を伸ばして一口飲むと、変な香がした。
「これ、何か入れた?」
俺が問うと、彼女は俺と同じように一口飲んでから、それに答えた。
「焼酎割りです」
「いや、普通のでいいんだけど」
「あったまるかな、と思ってね」
「充分あったかいし」
ピザを頼む頃には、
彼女の部屋で落ち着いていく方向で話が決まっていたので、
エアコンをつけてカーテンを閉めていた。
陽は落ちて気温が下がってきていたが部屋の中は暖かく、
俺の着てきたダウンは部屋の隅で丸まっていた。
その上、焼酎割りだ。
暑くなって、二人とも上着を一枚脱いだ。
意外に、酒とピザの相性が良くて、
俺達には量が多いと思われたピザは簡単に片付いてしまった。
空き箱を片付けて、食後にもう一杯紅茶を出してもらう。
今度も焼酎割りだ。
「今日、残念だったね」
彼女は俺に、そう言って予定の変更を悔しがった。
「でも、また今度があるよ」
「そうだね」
それから、三十分くらい、エリの話や大学の話をしていた。
ふと、外の様子が気になって見てみると、まだ雪が降っていて、
うっすらと道路に積もりつつある、という感じだった。
心なしか、さっきよりも粒が大きい気がする。
窓の傍から振り向いて報告する。
「まだ降ってるね」
「そう……」
彼女は気のなさそうな様子で、何となく上の空だ。
ベッドで足を組みながら足元に視線を向けていた。
カーテンを戻して、元の位置に座り直す。
俺は、どちらにしても、
そろそろ帰った方がいいんじゃないか、という気になっていた。
アヤにも都合があるだろうし、全く帰れないという天候でもなかった。
電車も止まっていないと思う。
今日の事は残念だったが、
彼女にも言ったように次の機会もあるだろう。
それを、いつ切り出そうかと考えていた時に、
彼女は俺に変な事を訊いてきた。
「俺くんってさ……彼女いないよね?」
何の脈絡もない突然の発言に意表を突かれた。
戸惑いながらも反射的に頷く。
すると、彼女は俺の携帯の登録状況から、そう判断した、と言った。
なるほど。
内心、納得する。
しかし、だからって、それがどうしたというのだろう?
彼女の次の言葉は、それに続く内容が来るものと予期していたが、
予想に反して全く関係のない問いを俺に投げ掛けてきた。
「私って……女として見れないかな?」
「は?」
「だから……例えば、よ。
例えば……私が俺くんに付き合って……とか言ったら、どうする?」
「考えた事もないし……」
「そこを考えてよ」
「うーん…………わからないなぁ」
戸惑っている俺に、彼女は詰め寄る。
「じゃあさ、……じゃあ今、こうして部屋に二人でいるじゃない?」
「うん」
「こう……何か感じたりしない?」
「何かって?」
「だからー……ムラムラッとか、襲いたくなったりとか……」
「いや、殴られそうだし……」
俺の冗談に彼女は笑わなかった。
彼女は一度、小さな溜息をついた後、
カップを傍に置いて身を乗り出すように語り出す。
そこからは、俺に対する言葉が更に直截的になって、
最近ヤッタのはいつだ、とか私に魅力を感じないのか、とか、
どういう女が好みなんだ、とかいう質問攻めになった。
俺は何とか誤魔化して、それらの質問を交わしていたが、
業を煮やしたように彼女はベッドを降りて、俺に近付いてきた。
そして、
胡坐をかいて座っている俺の正面に腰を下ろすと、
両手を俺の肩に回して顔を覗き込んできた。
外出する予定だったから、
彼女の服装はジーンズにシャツという格好だったのだが、
その上着を脱いだ為、今、着ているのは薄い長袖だけだった。
しかも襟元は大きく開いていて、
そんな風に向かい合って下から見上げられると、
自然と胸の谷間が覗けてしまう。
「どうなの?」
更に、彼女は見詰めながら問い掛けてくる。
背中に回された両手は絞られるように縮んできて、
そうすると俺と彼女の距離は次第に埋められていった。
もう御互いの顔は目の前で、膝元は密着しているし、
俺が手を伸ばして抱き寄せれば、簡単にキスが出来そうな体勢だった。
形は違っても、あの日、初めてキスした時の情景が思い起こされた。
彼女の魅力の有無を問われれば、否定的な意見は出るはずもない。
それは、こうして間近に迫られなくても充分に伝わってきた。
しかし、
女性的な魅力と対象の好悪は比例しないのではないだろうか。
美しいものを全て好きになるとは限らないように、
醜いものを全て嫌うとも限らなかった。
彼女に女性的な魅力がある事と、
俺が女性として彼女を見るかどうか、という事は別問題のように思う。
それを何とか言葉にして伝えたい、と思った。
しかし、それを上手く、簡潔に伝えるような言葉を思い付かない。
下手な表現をして誤解されるのを、俺は恐れた。
――どこからか、いい匂いがする。
ウェーブした長い髪か、首筋か、それとも回された両手からなのか。
その香は二人の周囲を取り巻いて、絡みつくように拘束するように、
俺に迫ってくるように感じられた。
蜘蛛の巣に捕らわれた蝶の姿が頭に浮かぶ。
前を見ると、彼女の瞳が、こちらを見返している。
その瞳は蜘蛛よりも美しく、俺は射竦められたような思いがした。

そうして、どれくらい無言の時間が過ぎたのかわからなかったが、
俺は、やっと彼女に反撃出来るだけの言葉を見付けた。
「アヤちゃんは、好きな人がいるんだろう?」
なるべく胸元を見ないように言ったので、
結果的に彼女を睨むような形になってしまった。
「何が?」
彼女は最初、意味がわからない、という顔をした。
俺は、そのあからさまな惚けぶりが気に入らなくて、
似たような言葉を繰り返した。
なるべくエリから聞いた話とはわからないように、
ぼかしたり、こっちは何となくわかっているんだ、
という態度を見せながら、エリからされた男の話をした。
その話を聞いた時から、もう大分、時間が経っていたが、
かなりの部分を正確に思い出す事が出来た。
話の後に、驚くアヤの姿が目に浮かぶ。
しかし、それを黙って聞いていた彼女は、
俺の話が終わると、呆れたような顔を見せた。
「それ……きっと、エリから聞いたんじゃないの?」
そこまで、はっきりと言われれば否定もしづらいので、そうだ、と認めた。
見詰め合う二人。
まだ外で雪の降る音が聞こえた。
すると、彼女は一瞬の後に、
「もう、とっくにフラれたから」と切り捨てるような口調で言った。
それがあまりにも冷たく投げ捨てるような言い方だったので、
内容よりも、その口振りに驚いてしまった。
「そうなの?」
「うん」
「いつ頃?」
「んー、忘れたけど、三ヶ月くらい前かなぁ……」
それから、彼女は俺に、彼との事を話し始めた。
ある日のサークルで、飲み会に行ったらエリも俺もいなかった事。
何度か告白しよう、
と思っていたけどチャンスがなかったので言えずにいた事。
その日、勇気を出して、
彼が飲み会の席を外した時に追いかけて、告白した事。
そして、断られた事。
その時から、もう三ヶ月以上経っているせいか、
終始、淡々とした調子で彼女は語った。
俺は上手い言葉が見付からなくて、黙って彼女の話を聞いていた。
慰めた方がいいのか、
それとも彼に対して怒った方がいいのか、よくわからなかった。
そうして、彼女は最後まで語り終えたらしい所で、黙った。
雪のせいなのか、相変わらず静かで、
部屋の上部ではエアコンが乾いた音を立てて温風を吐き出している。

「私の話は終わりだけど、俺くんの答えは、いつ聞かせてくれるのかな?」
俺が俯いていると、彼女は首を傾げながら訊いてくる。
俺は、暫く、そのままでいたが、
彼女はもう一度、俺の鼻先まで顔を近付けてきて、
「私って女として見られない?」
と同じ質問をした。
それでも俺は黙って、湧いてくる色んな感情を処理し続けていたけど、
やがて決心して、さっき彼女に対して抱いた感情を順番に話し出した。
彼女に魅力がある事や、
女として見られない訳がない、という意味の事を言った。
なるべく誤解がないように、
言葉が足りないと感じたら何度でも同じ所を繰り返した。
そうして、話しながら、
これだけ彼女の魅力を語れるのに、それでも、
俺が彼女を女として見られないような理由は何だろう?と考え続けた。
しかし、一方で俺は、それが表面的なものだと感じている。
本当は、真の理由に気付いているのに、
あえて、それに気付かない振りをして
必死で別の理由を探しているのだ。
もっと、他人が納得出来る理由。
もっと、奥底にある自分を誤魔化せる理由。
そんな理由を探しているのだ。
俺が彼女を女として見られない理由。
それは。
きっと、それは、気になる人がいるからだろう。
心の底に沈殿したように残っている面影があるからだろう。
最後に、俺は、その人の話をした。
それは、もう何年か前の出来事だったから、
まるで、どこかの倉庫に仕舞っておいて埃のかぶったような感情を、
そっと取り出して披露するように……、
凍り切った情熱の塊を静かに解凍して蘇らせるように……、
ゆっくりと彼女に対して語り出した。
その人の事、その人との出会い、
俺が如何に、その人を好きだったか、その人を大事に思っていたか。
そして現在、どういう状況にあるのか。
それらを簡潔に纏めて、彼女に話し出した。
今まで誰にも、そんな話をした事はなかったけど、
そうする事が彼女に対しての礼儀のような気がした。
彼女は黙って俺の話を聞いていたが、
俺が黙ると、「それで、おしまい?」と訊いてきた。
俺は小さく頷いた。
そう言えば……この時期だったな。
彼女に話した事で、改めて古い記憶が呼び覚まされた。
まるで、自分が昔に戻ったような感じで、
あの子の存在をこれほど身近に感じたのは、
ここ最近ではなかった事だった。
「ふーん……、俺くんにも、そんな事があったんだね」
彼女は、そう言って立ち上がる。
傍のテーブルに置いてあった二人のカップを取り上げて、
すっかり冷めた御茶を淹れ直してくる。
数分間、部屋は沈黙に包まれて、
何もかもが活動を停止したみたいになった。
彼女は戻ってきて、俺の傍に二人分のカップを置くと、
また俺に寄り添うような、元の体勢に戻った。
「でもさぁー」再び俺の肩に手を回してくる。
「俺くんは、その人と今も連絡、取ってるの?」
俺は否定した。
「じゃあ、何か関係が改善されるような努力をしてる?」
それにも首を振った。
「じゃあさ、冷たいようだけど、諦めた方がいいんじゃないかな?」
彼女の口調はとても優しくて、
他人事ではなく、俺の中の、どこかに沁みてくるような感じがした。
「ちょっと残酷だけどさ、
俺くんの言う話が本当なら、結構可愛いんでしょ?その子」
俺は、そこで初めて頷いた。
「だったら、もう次の人が見付かってるんじゃないかな。
女の人って、ただでさえ過去を振り返らない所があるから、
三ヶ月とか下手すると一ヶ月とかでも
次の人にいっちゃうって場合も普通にあると思うし……。
その上、見た目もいいなら、
例え、その彼女さんが、そういう気持ちじゃなかったとしても、
きっと周りが放っておかないと思うんだよね」
彼女の言う通りだ。
もう、それは何回も頭の中で考えてきた事だった。
ずっと、繰り返し考え続けてきた。
だから……。
『そんな事は、わかっている』と言い返したかった。
でも、一方で、
俺は誰かに、そう言って欲しかったのかもしれない、
という思いも浮かんだ。
過ぎ去ってしまった、
どうにもならない事にしがみ付いている自分を誰かに叱って欲しい。
みっともない、と蔑んで欲しい。
終わった事だと諦めさせて欲しい。
その気持ちは、彼女に言われるまで、ずっと隠されていて、
その時になって初めて気付かされた自分の秘めた欲求のような気がした。
「私も最近、色々考えたけど、
一人の人に決め付ける必要なんてないんじゃないか、って思うよ。
今の私が言っても振られた女の強がりにしか聞こえないだろうけど、
結構自分に合う人って探せば見付かるものだし、
最初は嫌っていても、会っている内に段々、
この人とは仲良くなれるかも……って思う時あるでしょ?」
彼女はカップに手を伸ばす。
そして、一口飲んだ。
「だから……どんな人が自分に合うかなんてわからない訳だし、
色んな人との付き合いを広げていって
気長に自分に合う人を探していけばいいんじゃないかな」
「そうだね……」
俺も彼女に合わせて紅茶を飲んだ。
二人とも黙り込む。
俺は言いたい事を言ってしまった。
彼女も同じだろう。
そうしていると、彼女は俺を見て笑いながら言った。
「私達……、フラれた者同士だね」
その言い方が何となく面白くて、俺も微笑む。
悔しさとか惨めさとかは彼女にはなかっただろうし、俺にもなかった。
あえて言うなら、御互いの心情を吐露する事で、
一つの区切りを付けようとするみたいな
二人の意志が、そこにあったように感じた。
「まぁ……ね、仕方ない事もあるよね」
彼女は俺に伸ばした腕を畳むように巻き付ける。
そうすると、
俺との間に出来た空間が狭まって、一層、彼女の顔が近付いた。
何か言うのかと思って、黙っていると、
彼女は、そのまま目を閉じて俺にキスをしてきた。
避ける間もなかった。
柔らかい唇が押し当てられる。
彼女の香が一段と強くなって、それに魅了されるような、
陶然としたような気持ちになりかけた所で、
ゆっくりと唇が離れていった。
それから、口の中で小さく笑ってから、彼女は俺に囁いた。
「これで…………もう忘れようよ」
「何を?」
「御互いの相手を」
「忘れ……られるの?」
「うん」口の端を上げる。「大丈夫。……だって別の人と、
こんな事しておいて、今更あの人を好きだ、とか言えないでしょ?」
確かに、その通りかもしれない。
納得しそうになった瞬間、ある場面が頭に浮かんだ。
「でも……俺にしたじゃん」
「何を?」
俺は初めて彼女とキスした時の状況を話し出した。
「あの時は彼の事、好きだったんでしょ?」
「んーー、あの時は、ヤケになってた時期だったから」
「何で?」
「なんか……告白するチャンスとか勇気とかがなくてイライラしてた」
「そっか……」
「でも、今は、あの頃とは違うし」
「そうかもね」
「だから……俺くんも……いいよ」
長い睫毛が伏せられた。
「何が、いいの?」
俺が訊くと、彼女はすぐに目を開いて怒ったように言う。
「だからー、私がアイツを忘れる為に、今、したでしょ?
だから今度は俺くんの番だよ」
つまり、同じ事をしろ、と。
「いや、俺はいいよ……。もう忘れるとかじゃないし」
「じゃあ、その人の事、もう気にならない?」
「……うん」
それは、本当に自分の本心だっただろうか?
今、考えても、よくわからない。
「じゃあ、余計に大丈夫じゃん」
「どうして?」
「だって、まだ気になってるならマズイけど、
何とも思ってないなら、私としても平気でしょ?」
「んー」
そうかもしれない。
御互い恋人もいなく好きな人もいないなら、
ここで俺が彼女とキスをしても誰にも咎められないはずだ。
理屈としては通っている。
俺は迷った末に、彼女の唇に顔を寄せてキスをした。
それは、瞬間的に触れ合う、鳥のようなキスで、
俺が離れてしまうと、彼女は露骨に不満そうな顔をした。
「そんなんで、忘れたって言えるの?」
苦笑いする俺を睨みつける。
「それとも……私とじゃ、できない?女として見れない?」
三度目だ。
もう、同じ言葉を今日だけで、三回聞いている。
もしかして、俺のこうした態度は、
彼女の自尊心を酷く傷つけているのかもしれなかった。
はっきりとは言わないけど、
彼女は内心、思い悩んでいるのかもしれない。
どう言葉を飾ってみても、俺が彼女の要求を拒絶する事は、
女性としての彼女を否定する事に等しくなっていやしないか。
そう考えて、俺は漸く決心をした。
彼女の肩を力強く掴むと、そのまま抱き寄せて、キスを返す。
それは一分ほど続いて、
その間、彼女は俺にもたれかかるように身を任せていた。
俺は、ただ、彼女に意識を集中していて、
重なった唇と、掴んだ両肩に垂れる髪と、
彼女の香の事だけが頭の中を占めていた。
その間、
昔の女の面影は頭から消えていたな、と後から振り返って思った。

リト×ララ

俺が好きなのは春菜ちゃん。
ずっと一筋だったはずなんだ。
―ララがこの家に来るまでは。





秋の文化祭も近づいたある日の事。この広い家にララと二人きりで一晩過ごすのは初めての事だった。
普段は居るはずの妹、美柑が友達の家に泊りに出かける事になったからだ。
「リト、二人っきりをいい事にララさんに変なことしちゃ駄目よ」
「なっ、なんだよそれ!」「…まぁ、リトみたいな子供にはそんな勇気ないだろうけど。じゃぁね~」
「ったく、美柑のヤツ…」

不敵な笑顔を浮かべ去る妹を玄関で見送り、戸締まりにドアの鍵をロックする。
「リートッ!」
「わぁっ!」
急に、ぎゅっと背後から抱き締められた。
ララだ。
背中にはむにゅむにゅと柔らかい感触。
ララのおっぱいが押しつけられているのだ。

ララの胸は、その、他の女の子よりも大きい。
俺はあんまりサイズとかよく分からないけど、多分Eとかそれ位じゃないかと思う。
「なっなんだよ急に」
「えへへ…今日二人きりなんだなぁって思って」
猫撫で声ですりすりと体を擦り付けるララ。
正直ララはとても可愛いと思う。
俺が好きなのは春菜ちゃんねはずなのに、いつもいつも気持ちが揺らぐ自分がいる。
シャツ一枚の俺は背中にララの体温と柔らかな胸の感触を感じていた。
するとむにゅむにゅと押しつけられていた胸の先が硬くなっていくのが分かった。
次第に硬さを増し、まるで存在を主張するようで、ありえないこの状況に興奮してしまう。

俺の背中に、
ララの、胸が、
硬くなった乳首が、
布越しだけど擦りつけられてる…!
ふと違和感を感じた後、すぐに疑問は解消された。

何故こんなにも直に突起を感じる?
…それはララが服を着ていないのではないか。

体に捲きつけられた腕は素肌で、今の気候を考えると不自然とも思えた。

ララが、裸で俺に抱きついてる…!

そう考えが行き着くと、さらに気持ちが高ぶっていく。
下半身はすでに熱を持ち、ぐいぐいと布を押し上げ、とてもキツイ。
冷静にならなければ、と自分に言い聞かせながら、

「ペッ、ペケだって居るだろ…!」
と微かな反論をしてみる。ペケは普段、彼女の服としてくっついている。
だから、ララが裸だとすれば、もう答えは解っていた。

「ペケには充電しながら休んでてって言って強制的にリトの部屋に置いてきちゃった」

…やっぱり。


「あのさ、まさかと思うけど、お、おまえ何も着てないんじゃ…!」

高鳴る胸と興奮を押さえ、後ろに居るララを問いただす。
「ちゃんと着てるよー。ホラ!」
すると抱き締められていた腕が解かれ、こちらを向くようにと腕を引かれる。
「じゃーんっ!見てリト、かわいーい?」

そこには白のフリルエプロンを着けたララが立っていた。
着けているのはエプロンのみのようで、胸の突起はクッキリと出ていて、何ともエロい。
「っつーかそれは着てるの中にはいらねーよ!」
思わず赤面するも間髪入れずツッコミを入れる。
裸とは違いこれははこれでかなりいやらしい。
「えー、でも裸エプロンは男のロマンじゃないの?」
きょとんとした顔で見つめるララ。
どこからそんな情報を得るんだか…。
呆れながらも、興奮が興奮を呼ぶように俺は前傾姿勢のまま動けない。
情けないが、健康な男子である証拠だ、うん。
「ねぇねぇ、可愛い?」

そんな状態の俺を知ってか知らずか、にこにこと笑顔でエプロンの裾を持ってポーズを決めるララ。

むにゅ、と寄せられた胸の谷間を見せ付けられ、慌てて目を逸らす。

「つか、ちゃんと服着ないと風邪ひくぞ!」

「ね、今日は折角二人きりなんだし、新婚の練習しようよ!」
俺の言葉は丸無視して突拍子も無いことを口にする。
「練習ってお前」
「いーからいーから!今日はとにかく普段出来ないこと、しよ?」
上目づかいに首を傾げられれば、もうララには逆らえない。
「わ、わかったから。ママゴトしたいなら付き合うからさ、とにかく服着ないとマジ風邪ひくから…な?」

「ママゴトじゃなくて、新婚の練習だってば」
「どっちだって似たようなもんだろ、いいから着替えてこいって」
なんとか目のやり場の無いララの格好を止めさせなければ。
いくら俺が奥手と言われようと理性が持たない。

「やだよーせっかく雰囲気出ると思って着たんだから」
むくれてそっぽを向くララにどう言ったら納得するか思案していると、再びララが口を開いた。

「…そんなに風邪が心配ならリトが暖めてくれたらいいじゃん。旦那さまなら、こんな可愛い姿の奥さん放っておかないはずだよ…」

ぎゅっと今度は正面から俺に抱きつく。

ようやく、ララが確信犯であった事に俺は気付いた。
いつもの天然なんかじゃなく、こいつは本気で誘ってる。

「ら、ララ…」

胸が早鐘の様に鳴り、頭がうまく働かない。
なんて声をかけたらいいのか分からず、言葉に詰まる。
緊張で喉は乾いてるはずが、生唾を飲む俺がいる。

ララに興奮してるんだ、俺。
俺が好きなのは春菜ちゃんじゃなかったのかよ。

頭の中がぐちゃぐちゃで、整理が出来ない。
「リト…何も遠慮する事なんて無いんだよ。いずれは結婚する仲じゃない」

片足を俺の股の間に擦り入れ、勃ち上がった俺自身にも隙間なくララは体を密着させる。

「ララ、俺っ…!」
「リトの…おっきくなってるね…それに熱持ってる」
いやらしく腰をくねらせ擦り寄せるララ。
俺は肩越しに、白く剥き出しの尻が誘うように動くのを凝視していた。

「ッ…!」

触りたい、と本能的に思った。
でも、こんな優柔不断な気持ちのままララに触れてはいけない気がして、なんとか出したくなる手を押さえる。

そこに、耳元でささやくようなララの吐息が絡み付く。

「っ…ぁ……はぁ……」

先程から腰を上下に動かし俺の太ももに擦り付けるような動きをするララ。
密着されたそこは湿り気を帯び熱くなっていた。

ララが、敏感な部分を俺に擦りつけて、感じてる…

艶っぽいその声を聞いた俺はもう我慢なんて出来やしなかった。
小さく引き締まった桃尻を遠慮無しに鷲掴みし、その柔らかさを胆嚢するように揉みしだく。

「あ!リトッ…!」
突然の事に驚いたのか、体をビクリとさせ、俺の顔を覗き込む。

頬を蒸気させ、潤んだ瞳のララは堪らなく可愛く、そして興奮を掻き立てる。

中でも半開きのままの唇と、ちらりと覗く真っ赤な舌がいやらしく、誘われる様に唇を重ねた。

「ララ…」

一度目は啄むように、
ちゅっと音をたてて。
二度目はララの口内を貪るように激しく。
ぴちゃぴちゃという水音が妙に生々しく、耳に付いた。
「っは……リ、ト……」

吐息混じりに名前を呼ぶララ。
舌を絡め、唇を甘噛みし、唇で舌を挟み込むように愛撫する。

俺は、尻を揉んでいた手を放し、少し上から生えている彼女特有の尻尾を根元からそっと擦りあげてみた。
「ひゃぁっ…!」
ビクッとララが大きく体をそらすと、離れた互いの唇からどちらのものとも言えない唾液で糸状の橋が掛かる。

それをララが拭うとはにかんで、尻尾はくすぐったいと口にした。

「ね、リトのココさっきから窮屈そうだよね…それに先走りって言うの?ズボンに染みできてるよ…」
と、ララが俺のソコに手を這わす。
「ッあ…!」
さっきから痛いくらいに勃ちあがっていた俺は、恥ずかしいことに制服のズボンをも濡らしていた。
羞恥に染まった俺の顔を横目に、ララは跪き、俺のベルトを外しにかかる。
「今、楽にしてあげるね…」
ベルトを外しチャックを下ろすと、あっさりとズボンは床へ落下した。

「わぁ…すごい…」
興味津々、といった様子でトランクスを押し上げる俺のソレに触れる。

「熱いし、硬くておっきい…」
「…っ…」
「コレも脱がすね…」
そう言ってトランクスを容赦なくひっぱり下ろすと、勢い良くギンギンに立ち上がったソレが飛び出した。
我慢汁が溢れ、テラテラとグロテスクに光るソレにゆっくりと触れる。
「なんかピクピクして可愛いかも…」
緩く扱くように上下され、ただそれだけの刺激なのに堪らなく興奮し、射精してしまいそうになる。

「…ぅあっ…」
「リト…こうすると気持ちいいの?」
俺の反応をみながら、今度はほんの少し力を入れて少しスピードを上げ扱く。
「あっララ待てっ…!」
容赦なく扱かれ我慢出来なくなる。
初めて見るソレに夢中なのか顔を近付け凝視するララ。
「だ、だめだっ…ララ手放せっ離れろっ…!」
「え?なんで??」
「っ!あ、出る…!!」

上目遣いで首を傾げるその姿が引き金になり、俺はとうとう精を大量に吐き出してしまった。

「あああっ…」

しまった、と気付いた時には既に遅く、ララの手や顔、胸元まで滴り、白い俺の精でララを汚してしまった。
「ララ悪いっ…!マジごめんっ!!」
慌ててシャツの袖顔についた精液を拭う。
すると放心状態だったララが急に笑いだした。

「ら、ララ…?」
「そっか、これが精液ってやつなんだね~!初めて見た!」
「そう…」
「色々勉強したんだけど、実際見たこと無いし最初びっくりして理解できなかったの」
「はぁ…」
「それに、まさかそんなスグ出てくると思わなかったんだもん~!」
ケラケラと笑いながら話すララには悪気が無いのかもしれないが、男のプライドに傷をつけたのは事実だ。
「わ、悪かったな!」
「え、何で怒って謝るの??すごく気持ちいいと出てくるんでしょ?私、リトを凄く気持ち良く出来て嬉しいよ!」
にこにこと嬉しそうに笑うララに、気恥ずかしさを感じ立ち上がる。

「…風呂行くぞ」
「うん、一緒に入ろ!体洗いっこしようね」

ララを風呂に誘ったのは体を綺麗にするためだけじゃない。
やられてばっかりじゃ男が廃るからだ。
脱衣所着くと、俺の後ろをついて来ていたララがひょいと顔を覗かせた。
「わぁ、髪の毛とかにも飛んでたんだね~」
と、洗面台の鏡に自分の姿を映し、まじまじと見つめる。
歩きながら顔についたのは拭ったらしく、割と綺麗になっていた。
…にしても変な展開になったな。
ララを横目に中途半端な自分の服を脱ごうとネクタイに手をかける。

こうなったのは仕方なかったんだよな。
俺だって男な訳で、ああされりゃ誰だって我慢なんて出来るわけが無い。

…別に春菜ちゃんと付き合ってるわけでも無く、ただ一方的に好意を寄せてるだけ。
罪悪感なんて持ち合わせてる訳では無いが、成り行きでこうなった事は何となく後ろめたさを感じる。
まぁ、こうなった以上は仕方ないのかもな…

シャツを脱ぎ、裸になったところでララを見ると、未だにララは鏡と向き合ったままだ。
ただ先程と違うのは、自分を見つめているのではなく、俺に視線を向けられているところだった。

「な、なんだよ…」

「なんか、リトってまだ成長期って感じで背も低いけど、脱ぐと男らしいんだね~」
「はぁ?何言ってんだよっ。つーかお前指どうかしたのか?」

ララは指を口元に寄せたままでいる。
どこかにぶつけたりでもしたのだろうか。
「ん?髪についたリトの指で拭って舐めたんだよー」「なっ…!」

思わず、絶句。
鏡越しで笑うララだったが、こちらとしては笑っていられない。
「んっんな汚いもん口にすんなよっ」
「汚くなんて無いよ、リトのだもん。好きな人のだったら綺麗だし大好きだよ」
嬉しそうに笑顔を向けられ、これ以上なんと言い返せばいいか分からなくなった。

汚い、と思いながらも、そうして笑って好きだと言ってくれる事が嬉しかった。
俺の何が良くて好きだと言えるのか分からないけど、俺はララのこんなひたむきな姿も好きだと思った。


「…ありがと」
「うんっ!」

そこで初めてララを後ろからよくよく眺めた。
先ほどから後ろに居たものの、なんとなく見てはいけないような気がして顔以外見ないようにしていたのだ。

一緒にお風呂だとか、男が廃るだとか考えても、いちいち躊躇いを感じるのは俺の性だ。
「あれ、お前パンツ穿いてたんだな…」
はたしてこれをパンツと呼んでいいのかは分からないが…さっき抱きしめてた時はエプロンの紐かと思っていたソレはパンツの紐だったらしい。
「うん。リト興奮するかなって思って、選んだんだよ。ど?」

ふりふり、と横にお尻を振ってみせるララ。
双丘の真ん中に食い込むように細いひも状の白地の布。
辛うじてララの大切な部分を覆っているようだった。
「Tバックって言うんだって~」
「へ、へぇ…」

頼りない白地の布は薄く、くっきりとその形をあらわしていた。

「なんつーかエロいのな…」
「その方が雰囲気出るでしょー?」

いたずらっぽい子悪魔な笑み。
軽く足を開き、くいっと前かがみのような姿勢でお尻をさらに高く突き上げるララ。
すると光で照らされ、丁度ララの大切な部分まではっきりと見えるようになる。
そしてソコは愛液を大量に滲みこんでいるようで、中が少し透けているのでは、と思う程だった。


ララが俺を挑発しているのは明らかだ。
そしてその挑発に乗る俺は、ララの掌で転がされているのかもしれない。



「ララ、ここすっげー濡れてる…」
「あっ…」
つん、と指でソコを軽く突くと、ビクッと軽くララは体をそらした。
形を確かめるように、秘所を軽く指でなぞる。
前後に優しく指を動かしながら、腰の方のエプロンの紐を解く。

「もうエプロン必要ないよな」
「う…うん…」

首の後ろの紐も解くと、パサリとエプロンは洗面台に引っかかるように落ちた。
鏡には期待を胸に秘めているのか、恥じらいながらも嬉しそうなララの顔。
そして纏うものを無くし、たわわに実った形の良い胸が露になる。

触れてもいないはずの胸の突起はツンと上を向いてピンク色が可愛らしい。

間髪いれず、抱きすくめるように後ろから手を回し胸をやわやわと刺激する。

「…あっ…リトぉ…」
右手は相変わらず緩く前後になぞり、
左手はララの胸をムニュムニュと愛撫する。

鏡の中のララは目を潤ませ、恥らうように俯きながらも、ピクピクと体を震わせている。

先ほどまでは強気に誘うようにしていたのが嘘のような感じだ。
そして俺もそんな普段とは違う一面のララに欲情していた。

もっとララの歓喜する顔が見たい…!
なんとか過去に得た知識を総動員させ、愛撫を施そうとする。

柔らかく揉んでいた胸の愛撫から、焦らすように乳輪の辺りを爪で触れるか触れないか程度で滑らす。
そして後ろから前後させていた右手を放し、手前から秘所を触る。


「っ…あ…」

体が疼くのか、触れてもいないのに独りでに先端が硬くなっていく。
じれったいらしく、ララも懇願交じりの目線を鏡越しに俺に送ってきた。
先ほど制服にまで染みた我慢汁を見られた羞恥。
そしてララにあれほど簡単に昇天させられた。
あのお返ししてやんないと…!


「ララ、すげー乳首たってるよ…俺触ってないのに…」
「…っ…」

顔を赤く染め、俯くララ。
「やらしいな、ララのおっぱいは…」
「リトッ…」
「なに?」

「…リトお願いっ…もっと触って…!」
とうとう耐え切れず口に出し懇願するララ。
「いいよ…」
そう言って、俺は完全に立ち上がったララの乳首を指で挟み、グリグリと強めに押し擦らせた。
「ああああっ…!!」

ビクビクッと大きく体を揺らし声をあげる。
その声を聞くとゾクゾクするような興奮を覚える。

俺の愛撫で、ララがこんなにも感じてるんだ…!

もっと、もっと、声が聞きたい。

パンティ越しに触れていた右手を横から滑り込ませる。

にゅるっ…

中は大量の愛液でぬるぬるになっていた。
中指と人差し指で中を滑らせるように前後する。
くちゅっくちゅっと淫らな音が鳴り響いた。

「すげ……ぐちょぐちょだよララ…」

「ひゃぁっ…!!」
ぷくっとした丸みを帯びた小さな豆のような部分を掠めた時、ララが声を荒げ体を大きく仰け反らした。

「ここが、気持ちいいのかララ?」

「あッあ!きっ…きもちいいよぉっ!!」


にゅちゅっぬちゅ…

気持ちいいと言った豆粒のようなソコを愛液を絡めて円を描くように二本の指でにちゅにちゅと音をたて愛撫する。
同時に乳首もくにゅくにゅと刺激してやった。

「あっあっ…!」
「やらしい音だな…くちゅくちゅってララのココが音させてるんだぜ…」
「ぁっ…やだっ恥ずかしいよリトッ…!」
「んな事言ったって、本当の事じゃん…」



くちゅっぬちゅっ…

「ぁっあっ…!いっいいのっ!」

目をぎゅっと閉じ、ビクビクと体を震わせながら快感の波に耐えるララ。
口元はだらしなく開き、唾液が糸をひいて光っていた。
「リトぉ!わっ私気持ち良くて変なるっ…!」

絶えず喘ぎ声を上げるララの声が次第に大きくなる。

「ララすっげーやらしい…」

円を描くスピードを速め、更なる快感へララを導く。

ぴちゅぴちゅぴゅちゅ…


「あッあー!!ダメぇっ!イっちゃうよぉお…!!!」
「いいよ、俺にイクとこ見せろよッ」

「も…だめぇっ!……あああああーッ!!!」
ビクビクッ!!と体を痙攣させ、ぐったりと体を俺に預けるララ。
…どうやらイッたらしかった。


「気持ち…よかったか?」
「うん…リトにされて、凄く気持ち良かった…」

とろん、とした目をさらに細め至極の笑みを浮かべる。
その顔があまりにも愛しくて、思わずララを抱きすくめる。

「…?どうしたの?リト…」
「わかんねーけど、なんか、凄いこうしたくなったッ…!!」

ぎゅぅっと更に力を込めて抱きしめると、小さな声で痛いよ、とララが言った。
でもその顔は笑っていて、更に愛しく感じた。
「リト…次はあたしがきもちよくしてあげる」
「あっ…ちょっとまっ…」

ララはリトのそれを口に含んだ


ぴちゃ・・・くちゅっくちゅっ


「ぁっ・・・ぅあっ」

リトが悶える。それでもララは口撃をやめない。    「お、おい、ララ」
ピチュピチャとララはその小さな口でリトのを擦りながら上目づかいでしゃぶりつづけている
『きもひぃ~?リトぉ?』『気持ちいいよララ…っ!』
ララはその小さな口でさらにはやくリトのをしゃぶる。リトはララの頭をつかみ、さらにおくへと押しつける。
『グポっ!ジュルジュルル…ジュポジュポ、ん~リホぉ~、のろにあらるぅ~(喉に当たる)…ん、ん、んぁ…』『っ!ララ…おれもぅ…!』
リトは限界に近付いていた。
「お、オレっ、もう出そうっ、クッ、ララっ…!」
そう言った途端、ララはフェラを止めた。
「ら、ララ…?」
「リト…わたしの膣にっ…入ってきて…リトにはわたしの中で気持ちよくなって欲しいの…。」

「ララ…」

「分かった、やっぱりオレもララの中で果てたい。」
そう本心を打ち明けたオレを見たララは、至極の笑みをこちらに見せた。そして、
「じゃあ、早速…入れて?」と懇願混じりでつぶやいた。 
もうオレは止まらなかった。
ララをその場で強く抱きしめ、そして優しく押し倒した。
「あんっ…、リト…」
淫らな瞳で見つめてくるララの姿を見たオレは既に奥手の結城リトではなく、美少女の躯を貪り、犯し尽くす性欲の塊になっていた。
猛る自分のソレを、仰向けになったまだ無垢な美少女の秘所へ挿入していった。

「ああんっ!あぁぁん!ああああ!!」
処女を奪われ、苦しみと快楽の狭間であえぎ続けるララの声なんかまともに聞けやしなかった。
「ズチョッ、グチョッ、グポッ、ズチャッ…」

結合部からやらしい水音が響く。
「はんっ、あんっ、ひぁんっ…」

ララのあえぎ声が響く中、なお無言で突きまくるオレ。腹の底から快感が湧き出てくる。
ふと目を合うと、ララは淫らで可愛過ぎる表情を見せた。
同時に、恥ずかしさからか顔を赤らめ「リトっ、スゴイよっ、気持ちいいよっ!」と叫んだ。

ララの秘所が急に締まりだした。

「ララっ、すっげー気持ちいいっ、くっ、最高だっ!」

「あ、あんっ! 私っ、もうダメっ!  イクぅっっ、イっちゃうっっーーー!!!」
―――ドクドクドク‥

密所の締め付けに耐えれず、ララの胎内にオレの精液を吐きだす。
ララもイったのか、ハァハァと荒い呼吸をしている。
ララの密所に触れると、トロトロの愛液が指に絡みついてきた。

「ぁん! ッ、リトぉ たりないよぉ。 もっと、いっぱい中に出してぇ!」
「オレも‥もっとララの中に出したい」
「突いてぇ リトぉ!」

言葉と同時にララの奥を激しく突き上げる。

―――ズッ ズチュ ズチャ‥

「はぁ、ん あ ぁあん リトぉ ひゃぁん いぃ いいよぉ! もっと奥! グリグリってしてぇッ!!」
パンパン
リト「くっイクっ」
ララ「あっひあぁぁん!中!中に出してぇ!」
ビクンッ
ビュビュッ
ララ「ひゃぁ!熱い!中が熱いよぉ!」
プツッ

ララは意識が途切れた


中が熱いのは設定温度が30℃だからだよ♪


そのくらいわかってよ!
分かりません♪

ってかんなコト書くなよ?
タヒね(嘘ω
(・ω・;)(;・ω・)
(・ω・;)(;・ω・)
(・ω・;)(;・ω・)



か~め~は~め~波~! 

つかさの純愛(らき☆すた)

ある放課後、私は体育館裏である人を待ってた。
私は柊つかさ、みんなからは天然って言われてる。
自分じゃ分かんないけど。待っているのは大杉蓮くん、同じクラスのクラスメイト、普段じゃあんまり接点はないけど前から好きだった人。頑張って下駄箱のなかにラブレターを入れたけど、来てくれるかすごく不安です。
あっ、蓮くんが来た!
「で、何のよう?」「ほぇ、あのね、えっとね」
「何だよ!?用がないならかえるぞ?」
ビクッ!



蓮の強い言動がつかさを泣かせてしまった。 
これに驚いて蓮はつかさを宥めはじめた。
「柊、どうしたんだよ?何か俺が悪いことしたか?」何が何だか分からない蓮は必死になっていた。
つかさがようやく泣き止んでくれた。 
「さっきはごめんな、怒鳴っちまって」
「ううん、私も悪いから」つかさはここで本題へと入った。 
「私、蓮くんのことが好き、付き合ってください」
これに蓮は驚いていた。 蓮もつかさの事は少なからず好意を持っていた。 

つかさのイキナリの告白に蓮は戸惑っていた。 
「俺でいいのか?」
つかさはそれを即答した。「いいに決まってるよ!」それから蓮とつかさは付き合いはじめた。  
この事はいつものメンバーは知っていた。 
相談にのってもらってたのだ。 姉であるかがみは、よく思わなかった。 
蓮のことが、あんまり信用できないのだ。
逆にこなたは純愛学園物を見てるようで楽しそうだ。こなたが休み時間につかさに蓮とのことを聞いてきた。
「つかさ?、彼氏とはどう?」「えっ?蓮くんとはまだ何もないよ?」

「え?、少しは進展があると思ったんだけどな」
「それはないよ、まだ付き合ったばっかりだし、デートもまだなんだよ?」
「ふーん、つかさはデートだったらどこ行きたい?」「えっ?私は静かな所がいいんだけどね」

「じゃあ、海岸とか?」
「それは車がないと無理じゃない?」
「そうだよね?、やっぱり家とか?」
「こなちゃんはどこがいいの?」
「あたしは部屋でゲームしたいな」「それじゃ、いつもとかわらないよ?」
話してるうちに昼休みが終わり、放課後になった。 蓮が教室から出ようとしてるつかさを呼び止めた。
「つかさ、今度の休みって開いてるか?」「うん、空いてるよ?」「よかった、あのさ映画に行かないか?」「行きたい!映画って何見るの?」「それは、ついてから考えないか?何があるかわからないし」蓮はそういう情報は疎かった。
「いいよ」
「ありがとな、じゃあ、また明日」
そういうと、蓮は帰っていった。
ちょうど、つかさを呼びにいこうとしたかがみがその場面を見てしまった。 
かがみはつかさが心配だった。人より抜けているつかさだ。心配するのも当たり前だが、姉というより親みたいな心配の仕方だ。
蓮は、根が真面目なのだが中学の頃は不良グループに入っていた。それもグループを仕切っていたリーダーみたいなものだ、かがみはそんな奴を嫌っていたから面白くなかった。妹が危ない目に遭わないか心配だった。 
それから時間は過ぎ、日曜になった。
今は、朝六時、蓮はいつもより早く起きてしまった。それは、つかさも一緒であった。 
つかさはリビングに行くとまだ誰もいなかったので軽く朝食を作り食べた。 
食べてる途中かがみが来た。 
かがみは意外と驚いていたいつもなら病人よりゆるりとした生活をしていたのだ無理はない。 
かがみが、「今日ってデートなの?」「うん、そうだよ」笑顔でいわれたので何もいえなかった。 
つかさは身仕度をして、出かけていった。 
待ち合わせは公園だった。

つかさの服装はキャミワンピでお気に入りの奴だ。 たいして蓮は、いわゆる、お兄系で身長も高くがっちりしてるので一見大学生にも見える。 
つかさはこれを見てつかさは目を丸くしていた。 
それほどかっこよかったのだ。
「ごめん、遅れた」「いいよ気にしないで、時間通りなんだから。」「それじゃあ、映画に行くか?」
「うん」
二人は、映画館についた。つかさは意外にも恋愛物が好きだったので見ることにした。 
入る前に飲み物とスナックを買った。 
二人はじゃれあいながら入っていった。 
映画の内容は、高校生の純愛物語だ。 
映画も終わり、やることがなかったので、こなたのバイト先のコスプレ喫茶に行くことになった。 
こなたに連絡をいれむかった。 
迎う途中に蓮は買いたい本があったので本屋によった。

「ワリィ、ちょっとよるけどいい?」「いいよ」「すぐ買ってくるから待ってて」そういうと、蓮は行ってしまった。 
待ってたらカメラを持った人がよってきた。 
「すいません一枚いいですか?」「えっ!?」
イキナリだったので返答ができなかった。
そして、写真を撮られたのだ。 
つかさはそれを、恥ずかしがっていたがイヤなようだ。そしたらちょうど蓮が帰ってきた。

蓮は少しキレた様子でよってきた。 
「アンタ何、人の彼女撮ってんの?いい加減にしないと怒るよ?」「す、すいません」そう言う逃げていった。 
「蓮くんありがと」「大丈夫か、つかさ」

「うん、大丈夫。心配かけてごめんね」「別に気にすんな、それより悪かったな、イヤな思いさせて」
「ううん、いいよ」
蓮はこの言葉にホッとした。今から本題のこなたのバイト先に出発した。
こなたのバイト先である、コスプレ喫茶についた。 高校生がこんなところで働いていいのか疑問だかそれはおいとこう。
店に入ったらこなたが「お帰りなさいませ、ご主人様」まぁ、よくある触れ込みだ。 

蓮は、辺りを見渡しながら至って普通と思っていた。それを見てつかさが、「蓮くんは、こういうところ初めて?」「ああ、コスプレ喫茶って普通は入らないからな」など、雑談をしていると、こなたが注文を取りにやってきた。
「ご注文はお決まりでしょうか?」

蓮とつかさがメニューを見ながら考えていた。
「じゃあ、俺はカルボナーラで」つかさは「私は、サンドイッチね」
「ハイハーイ、じゃあ待っててね」
料理が来るまで二人はコスプレ喫茶の事を話してた。
「コスプレ喫茶って接客は普通なのか?」「やっぱり違うんじゃない?キャラクターの真似したり」「そうかもな?」
プロフィール

えむわん

Author:えむわん
当サイトは、主に2ちゃんねるの萌えた体験談コピペスレより、
さらに萌えるコピペのみ厳選したサイトです。

ここに掲載されている体験談は、ほとんどが作者の妄想から生まれたものです。
実在の人物、事件とは関係ありません。

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